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大宮地域の民話 第22話:口の小さな花よめさん

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第22話:口の小さな花よめさん
   
むかし、むかし。ある村に、欲の深い母親とむすこが住んでおりました。むすこがおよめさんをもらう年ごろです。なんとか、あまり食べない働きもののおよめさんはないものかと、親子で一生けんめに近くのお宮へお参りしました。
ある日お宮に行くと、そばにきれいな娘が立っています。ふしぎな事があったものだと、娘をのぞきこんでよく見ますと、まことに口が小さいのです。
「これはわたしたちが神さまにおねがいしたので、願いごとを聞いて下さったのにちがいない。」
と思い、娘を家につれてきて、むすこのおよめさんにしました。
願ったとおり、およめさんはごはんを少しずつ口におしこんで、まことに少ししか食べません。そして、とてもよく働くのです。親子は大へん喜びました。
およめさんは、すいじやら、洗たくおそうじが上手なので家にいて働き、親子は毎日山や畑に出て働いておりました。
口の小さな花よめさん
しばらくして、親子は、このごろお米が大へんへっていくのに気がつきました。不思議に思った二人は、ある日、畑に行ったふりをして、戸のすき間から家の中をのぞいておりました。するとどうでしょう。およめさんは一しょう(1.8リットル)ほどのお米をたき始めたのです。ごはんが出来ると大きなおにぎりを作り、かみの毛をわけたかと思うと、大きな口があって、その口の中に、ぽんぽん入れているのです。
親子はびっくりしました。これは大へんとばかり、家の中にかけこみました。およめさんはおどろいたひょうしに、しっぽを出して、山へにげこんで行きました。
あまりに欲が深い親子だったので、神さまがきつねを使って、いましめたのです。それから、親子は心をあらためて、良いおよめさんをもらってしあわせにくらしたそうです。

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