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西塩子の回り舞台

西塩子の回り舞台
 「西塩子の回り舞台」は、茨城県常陸大宮市西塩子地区に伝えられてきた、江戸時代後期の道具ものこる組立式の農村歌舞伎舞台です。舞台、回り舞台、花道の床板などの部材と、舞台背景や各種の幕などの道具を保有し、組立てごとに柱や束に使用する材木200本余と、屋根に用いる真竹300本余を伐り出して舞台の材料とし、1ヶ月以上をかけて客席の間口・奥行きとも20mほどの舞台を組上げます。組立てに労力を要するためか、芝居はもっぱら買い芝居でした。かつては、公演終了後、舞台に使用した材木等を売り払って祭礼の費用にあてていましたが、現在では材木は保持し、竹の伐り出しのみ行なって組立てています。公演後、舞台はわずか1日で解体され、会場はもとの静かな空き地に戻ります。
   
 
 舞台は会場の敷地によって、間口4間から1間ごとに最大7間まで、花道は4間もしくは6間の長さに組立てることができます。昔は晩秋の麦蒔き前の畑を借り上げて舞台を組立て、芝居が終わると村人総出で畑を耕し、持ち主に返しました。
今から180年ほど前の文政3年(1820)の銘をもつ大幕は、高さ10尺(3.3m)、巾6間半(11.7m)の引き幕です。地元西塩子の人々が綿を栽培し、紡ぎ、織った白木綿の反物36枚をはぎ合せ、隣接する下小瀬(しもおせ・市内)の紺屋、長山氏が染めたものです。また、本床(チョボ)を飾る見事な彫刻は、栃木県那須郡那珂川町と接する鷲子(とりのこ・市内)で彫られており、水戸領内の山村に、職人の高い技術と文化のあったことがわかります。
 
西塩子の回り舞台
西塩子の回り舞台
   
 
 平成9年に半世紀ぶりの舞台組立てを行なって以来、地芝居の一座「西若座」も結成し、原則として3年に一度組立てて、地芝居の公演や、コンサート等を実施しております。
市内には西塩子のほかに、下小瀬、下桧沢(しもひざわ)、門井(かどい)、長田(おさだ・消滅)、那賀(なか)、国長(くにおさ)地区にも組立て式歌舞伎舞台があり、県内でも特異な文化圏を形成しています。今後はこれらの文化遺産をどのように位置付け、現代に活かすことができるか、検討して行かねばなりません。多くの皆様のご意見やご提案をお寄せいただきますよう、お願い申し上げます。

西塩子の回り舞台
西塩子の回り舞台
   
 
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TEL:0295-52-1450 FAX:0295-52-5233
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Tel:0295-52-1111